人生とは織物のようなもの。いろんな人と接する、事件が起きる、何かを感じる。でも最後は必ずトン、とやって一日が終わり、朝が来る。これをいいかげんにトン、トンと織っていたら、当然いいかげんな織物が出来る。一つひとつ真心を込めて織らなくちゃいけない。(志村ふくみ)人間国宝・染織作家